映画に見る広島

「ヒロシマ・モナムール」は、1958年の広島が撮影されています。当時の原爆資料館や平和記念公園の様子も写されています。その年に原爆の子の像が立てられました。人々がそこに集まっている様子が写されています。 「この世界の片隅に」のアニメでは、戦前の…

落ち込んだ日のできごと・・

ある日、私は、とても落ち込んだ。人は、こんなに悪意をもって行動できるのだと思い、悲しいというのか、腹立たしいというか・・でも、一番ぴったりくるのは、身体中の気が抜けて茫然としたというのがホントのところ。 そのとき、パセーラにいたのですが、30…

ヴエネツィア展に行きました。

ひろしま美術館でヴェネツィア展をやっています。イタリアファンの私としては、やはり見逃すわけにいきません。サンマルコ広場の対岸のサンジョルジョマッジョーレ聖堂の絵が素敵でした。こちらでご覧ください。 http://www.nagoya-boston.or.jp/venezia/poi…

映画「卒業」について

3月、京都に住むわが子の卒業式に行きました。最初に、「学歌斉唱」と読み上げられたとき、学生の間ではどよめきが起こったそうです。「学歌って何?」多くの学生がそのように思ったようなのです。娘に、「じゃあ、琵琶湖周航の歌は知っている?」「紅萌ゆる丘…

愛は即物的・・・

ロマンチックな人は精神性を重視して、パートナーに対し、自分に精神的に尽くすことを求めたり、きちんとした生き方を求めたりする。そうしたことを求めることは、だれが聞いてもきわめて正当なのだと堂々と主張する。そして、パートナーがちゃんとしないか…

いちじくとマルメロのお話

どこの民話だったか覚えていません。あるお百姓さんが、自分の畑のマルメロがたくさん実ったので、王様に献上しようと思い、持っていこうとしたところ、おかみさんが、「止めておきなさい。王様は、マルメロは固すぎて好まないでしょう。それよりイチジクが…

この人に惚れた!!

心に残る映画は色々ありますが、「この人に惚れた!!」という映画は3本あります。一つは「ハンナ・アーレント」。話の筋や思想の問題はさて置くとして、周囲の人たちから激しく批判、攻撃され、「大学は辞めなさい」と言われながら、これに屈せず、学生た…

弥山に登る

日曜日、久々に弥山に登りました。紅葉谷公園から一時間半かかって、頂上に着きました。へとへとです。ヤワになったなぁと感じます。 何と言っても息が切れる!!一緒に登った娘が、確実に安定して登っているのを見て、強いなぁと感心してしまいました。 と…

心に残る裁判

先日、高裁のある裁判官から、「この証拠を出せば事件の風向きが変わるのに・・・・と思うことがある」とつぶやきのような声を聴きました。 裁判官から「このような資料はありませんか」と聞かれることはある。そのような証拠によって、確かに風向きが変わること…

マタハラ事件の取材を受けて

記者の皆さんが、よく、原告女性は喜んでいますか、感謝していますか、と聞かれることがあります。そのたび、私自身は、実は少し戸惑うのです。なるほど、そうです。原告女性は喜んでおられます。そして、感謝もされていると思います。ただ、そういう言葉で…

均等法違反事件について

平成22年から取り組んできた、世にマタハラ事件として有名になった事件が終わりそうです。 昨年、最高裁の判決が出て、「妊娠・出産を契機とする不利益取り扱いは原則として違法無効である」とされ、例外事由として二つの場合が挙げられました。広島高裁に…

トンニャットホテルを探す

ベトナム旅行のご報告のその2です。 私たちのグループの中には、帰国早々、北海道への研修旅行やスウェーデンへの視察旅行を控えていた人たちがおられました。帰国後まだぐったりしている私からすると、すごい体力だなと感心してしまいます。ハノイでは、ぜ…

ロンビエン橋を渡る

今年の8月28日、知人女性たち4名と共に、ベトナムのハノイに旅立ちました。私にとっては初めてのハノイでしたが、3名の方は二度目ということでした。ハノイで見たことは沢山ありますが、今回ダメージがあったことは、お腹を壊したことです。これまでも…

ユニタール広島事務所について

今日は、ユニタール広島事務所の隈本所長がおいでになりました。 まだ広島県民や市民にとって認知度の低いユニタールをどうやって、地元の皆様に知っていただき、協働しながら活動をできるかという点に熱意を持っておられました。ユニタール発足は、2003年と…

私の法律事務所について

今さらという感もありますが、改めて、私の法律事務所を紹介します。事務所は、平成8年4月に開設して、今年で19年目を迎えます。 開設当時は、弁護士は私一人で、自己破産やドメスティックバイオレンス、相続や遺留分減殺の問題などに取り組んできました…

アフガニスタン難民

アフガニスタンといえば、多くの人が、2001年のアフガン戦争を思い浮かべられることと思います。また、このところの恐ろしいテロ事件を思い浮かべる方もおられるでしょう。本当のアフガニスタンの受難は、それ以前の内戦だったと思います。1989年、ソ連の撤…

交通事故から考えること・・

つい先日、身近な方のご家族が交通事故に遭われ、加害者の方の理解を得られず、賠償の問題が解決しないという事件に関わった。それと同時に、二件の交通事故の国選事件を受けた。ひとつは、信号機のある交差点での右折車と直進車(バイク)の事件。直進してい…

言葉というもの

大学で教鞭をとっておられる先生が、学生に言葉が通じないとこぼされていた。一例として出された言葉は、「内助の功」。そのような実態がなくなったからなのか、そういう生き方自体が支持されないからなのか、背景は分からないけれど、「通じない」だろうな…

債務者に破産をされてしまったとき・・

離婚慰謝料や養育費について取り決めをしたのに、別れた夫は、自己破産をしてしまった・・取立てはできるでしょうか・・?借金を抱え、返済するに見合うだけの収入がなく、返済し続けることができないという状態になれば、裁判所に自己破産を申立てることがで…

日隅さん追悼

6月12日、日隅一雄さんが亡くなった。その朝、何気なく広げた朝刊の紙面に訃報が載っていて、驚いた。訃報記事は、顔写真を載せていた。初めてその人の顔を見て、「ああ、こんな人だったのだ」と知った。 日隅さんと私の付き合いは、年賀状のやりとりだけだ…

法務局というところ

今日は、広島法務局可部出張所に行ってきました。 以前から、紛争になっている境界争いの資料を得るためです。紛争そのものの内容には触れませんが、出張所の様子や資料を見ていて感じたことを少し書いてみます。弁護士になって間もないころ、時々、可部の法…

平安神宮の花菖蒲

スポットライトのような日差しを浴びて、花菖蒲や睡蓮が綺麗でした。

差押え

家庭裁判所で養育費や慰謝料の支払義務を認め、給付条項(「支払う」という文言の入った条項)のある調停が成立したとき、いわゆる差押えできる根拠ができ、裁判所の作成した書類である「調停調書」をもって、財産の差し押さえをすることができます。 このよう…

離婚するということ・・。

「離婚」という別れの話・・。 多くの方が、「離婚」を望んで、事務所を訪れるのは、厳然とした事実・・。 「離婚」という事実は、結局、人の別れですから、希望のない話になりますが、それが、「人生の再出発」という側面を見れば、希望に満ちた話になりま…